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ウクライナ侵攻で思うこと(1)「情報リテラシー」

令和4年2月24日、私にとって、衝撃的なニュースでした。まさか、こんな時に軍事侵攻なんてありえるの????本当に侵攻を始めたの???いろいろな疑問と、突発的な不安が瞬間的に頭をよぎりました。

あれから、2週間余り、私は、可能な限りのニュース、討論、専門家の諸言、歴史的な映像、書物を手当たり次第にあさり、自分なりに広い視野でこの出来事について学んでみようと試みました。そこから、思い知らされたことといえば、「自分の無知さ」でした。

調べていけばいくほど、大きく分けて5つのことに気づかされました。これについて、少しずつお話ししていきたいと思っております。

今日は、まず1つ目。それは、「できるだけ幅広い視野で物事を見ること!」でした。

目の前に飛び込んでくる、信じられない、しかも鮮やかな動画・画像の数々を目の前にして、最初は、やはりロシア、特にプーチン大統領に怒りを覚えました。これは、みなさん、ほぼ同じだと思われます。当然、武力行使を開始したロシアは確実に悪です。しかし、それだけでいいのでしょうか?という感覚が、日を追うごとに生まれてきました。

戦争には、基本的に「プロパガンダ」というものが存在します。また、それを報じる報道にも、多かれ少なかれバイアスがかかってきます。どこまでが真実なのか?ということを心がけて情報に触れる必要性を感じました。

当然、最初は、ウクライナに関する情報を信じていましたし、今も信じています。しかし、そもそも論として、どうして、ロシアはウクライナに侵攻しなければならなかったのか?という疑問にたどり着きます。それを知ろうとするには、日本にはない、大陸ならではの血塗られた歴史を紐解く必要があります。

ユーラシア大陸には、ロシア、中国、ウクライナ、欧州諸国をはじめ、たくさんの国が現在存在しています。そして、その国境は、幾度も力により変えられてきました。これらの起源を知るに、どこまでさかのぼればいいのか、正直わかりませんが、直近でいうと、「第一次世界大戦」が、ある意味根源的な感じがします。

この対戦は、ほぼ、ユーラシア大陸全土を巻き込む、凄惨な対戦でした。ここで、ロシアも時代に翻弄されながら今に至っているような気がします。その後もロシア革命、第二次世界大戦、キューバ危機などを経て、ソ連の崩壊を迎えます。それから約30年の間にも、ロシアが関係する紛争が繰り返されてきました。チェチェン紛争、ジョージア侵攻、クリミア併合など・・・

これらの紛争と、今回のウクライナ侵攻とは、恐ろしいほど類似点が多いことに気づかされます。しかし、その紛争ごとに、いわゆる「西側」の対応は異なるものでした。このあたりも、今回の侵攻への布石になっていることは明らかです。

ロシアの人が、国際社会からこれだけ制裁を受けても、プーチン大統領を支持する人が居続けるのは、30年前のソ連の崩壊直後のロシアにおけるどん底の状態を経験したからだといわれています。

一方で、ウクライナを見ると、ソ連解体直後は、世界第3位の核保有国でした。しかし、ブタペスト覚書によって、核兵器を捨てる選択をしました。その後、親ロシア政権もあったようですが、ここ10年弱、反ロシア体制が続き、NATOやEUへの加盟の意向を示し始めたことに対して、ロシアは不愉快かつ不安だったことは、理解できるところです。

何度も言いますが、かといって武力行使に踏み切ること、まして、国際連合の常任理事国がそれを行うことは、断じて許されるものではありません。

しかし、物事は、多面的に見る必要があり、正しく恐れることがいかに大切かということを、今まさに思い知らされているところです。

今、ウクライナ情勢、台湾有事など、いろいろきな臭い事象が目の前にあります。これらから、私たちは、「情報リテラシー」ということ、いわゆる正しい情報を選択抽出し、正しく理解し、正しく対処する必要性に迫られているのだと思います。みなさんは、いかがお考えでしょうか?

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